CORDEA blog

Android applications engineer

BeagleBone BlackにDebian Wheezy 7.2を導入する。

はじめに

つい先日(前記事)にてFedora 20 LXDE Spinを導入いたしましたが、予想していたとはいえ流石にディスプレイ出力が出来ないというのは辛かったため最終的にDebian Wheezyを導入することにしました。

Ubuntuも導入してみましたが正直しっくりこなかった(というよりUbuntuがあまり好きではない)のでこのような形になりました。

 

さて、前記事と同じ注意となりますが

本記事ではSSH接続だけでなく、BBB自身からの映像(ディスプレイ)出力、BBBへの各種入力を目的としています。

SSH接続だけでよい場合は他の方の記事を参考にされるとスムーズかと思います。
というかUbuntuでもさして変わりないのでは・・・



バージョン等

  • Fedora 19 デスクトップ版(SDへのインストールに使用したPCのもの)
  • BeageBone Black Debian Wheezy 7.2(BBBへインストールしたもの)

 


環境構築に当たって購入したもの

前記事をご参照ください。




手順


インストール先のSDカードを挿したら、マウント先を確認して次のコマンドを入力してください。

wget http://s3.armhf.com/debian/wheezy/bone/debian-wheezy-7.2-armhf-3.8.13-bone30.img.xz

xz -cd debian-wheezy-7.2-armhf-3.8.13-bone30.img.xz > /dev/[MEDIA LOCATION]


以上で完了です。

電源の消えているBeagleBone Black(以下BBB)にSDカードを挿してS2ボタンを押しながら電源をつけてください。

無事に起動すれば、Fedoraのときとは違い、最初からディスプレイにCUIが表示されているかと思います。


ログイン情報は以下の通りです。


ここからはログインして入力してもSSHで接続して入力しても構いません、お任せします。

 

 
まずはGUIを表示しましょう。

sudo apt-get update
sudo apt-get install task-lxde-desktop
sudo reboot


これでGUIが表示されたのではないでしょうか。
再起動がうまくいかなかったなら電源を抜いてS2ボタンを押しながら電源を入れてください。



次は日本語化です。

sudo aptitude -y install task-japanese task-japanese-desktop ibus-mozc

sudo vi /etc/locale.gen


/ja みたいな感じで検索して ja_JP.UTF-8 UTF-8 という記述を探してください。
見つかったらコメント化されているはずですので、解除して :wq

 
ここまで出来たら変更を反映させます。

sudo locale-gen


 
ここで日本語に変更します。

update-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja" 
source /etc/default/locale
sudo reboot

 

再起動後、表示は日本語になったかと思いますが、相変わらず時刻表示はUTCのままです。
なので時刻表示をJSTに変更します。

sudo dpkg-reconfigure tzdata


再起動すればJSTになっているかと思います。


 

最後に


Debianつかってて思ったこと。
BBBとして使用するにもapt-getは使えたほうがいいですね
Fedoraだとdtc.shがね・・・動くんですが書き換えが必要だしちょっと面倒

 
というわけでUbuntuは使いたくないなぁって人にDebian Wheezyは良い選択肢かと思います。
壁紙も格好良いしね。